腎臓のう胞と言う病気

腎臓の中にたくさんののう胞が出来る病気を腎臓のう胞と言います。
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実はとても身近にあるものなのです。
子供なら500人に1人は発症し、そのほとんどが良性で治りやすいのだそうです。
大人では4〜5人に1人の割合で見つかると言います。

そもそものう胞とはどのようなものを言うのでしょうか。
腎臓は実質的臓器で中はぎっしりと詰まっているものです。
そこに袋状の隙間が出来ている状態のことをのう胞と呼びます。
皮膚で言うなら水ぶくれのようなものです。

種類として多発性と普通のものとがあるのですが、多発性はほぼ遺伝的に起こるようです。
家族などにそういった傾向が無い人がのう胞と診断された場合は腎のう胞とも呼び、普通のものだと考えて良いと思います。


では腎のう胞と診断されたらどうしたら良いのでしょうか。
実は基本的には「放置」です。
放っておいても腎機能に問題が起こることはほとんどありません。
しかし念のため、年に1度くらいは定期的に検査をし、様子を見ておくと良いでしょう。

多発性腎臓のう胞

多発性腎臓のう胞は遺伝的に発症する病気です。
腎臓の中に無数ののう胞が出来てしまいます。
何事も無く、気付かないまま一生を終える人も多くいるようですが、まれに大きくなる場合もあり、注意が必要です。

大きくなり始めると腎臓そのものが腫れてお腹が張ったり、その一部が破れて血尿が出て気付くこともあります。
これを放っておくと慢性腎不全の原因となったり、腎盂炎を起こしたりします。
腎盂炎は抗生物質が効きにくく治療が困難です。

多発性腎臓のう胞はそのものでは体に悪影響は無く病気と呼ぶほどでもありません。
しかし、腎臓の重大な病気を引き起こす原因となり得るものですので無視は出来ません。

腎臓のう胞の予防と治療

普通の腎のう胞はほとんど放っておいて問題ないのでここでは多発性の予防と治療について紹介します。
まず出来てしまったら大きくなるのを止めることは出来ません。
しかし、腎機能がまだ正常であればクエン酸カリウムが有効だと言う事が最近になって報告されています。

続いて治療についてです。
残念ながら根本的な治療法はありません。
ただのう胞そのものに病的な症状もありませんからそれもそうかもしれません。
重要なのはそこから起こる他の腎臓疾患をしっかり治すことです。


ページトップへ

コンテンツメニュー

Copyright © http://jin-zo.com/ All Rights Reserved.