腎臓病と透析

慢性腎臓病や腎不全が進行すると食事療法だけでは機能が改善出来なくなります。
尿毒症などの重症になると改善するためには透析か腎移植の2つしかありません。

移植が根治的な治療と言うなら透析はそうは言えません。
あくまで腎機能を補う役割をするもので腎臓病を治すものでは無いのです。
では移植の方が良いに決まっていると思うかもしれませんが、移植にはまだまだドナーが少なく待っている間に進行することも少なくありません。
そうした時に必要と判断されるのが透析なのです。

現在の日本国内の透析患者数はおよそ25万人です。
更にその数は増加傾向で2010年には30万人を突破すると言われています。

透析の働きは大きく分けて3つです。

・老廃物除去する
・余分な水分、塩分、カリウム、リンなどを除去する
・酸性に傾いている血液を中性の状態に戻す

腎機能が正常の5%以下でこの治療を開始する判断される事が多いです。
他にも日常生活にどれくらいの障害があるか、しびれや心臓への障害の有無などが開始の目安となります。

腎臓病と血液透析

腎臓病になったとき必要なこともある透析は2つに分けられます。
そのうちの1つが血液透析です。
ポンプを用いて血液を体外へ取り出し、老廃物を取り除いてから体内へ戻す方法です。
これを連続して行うことで正常な状態を保つことが出来るのです。

この治療を行うためには週に2〜3回施設に通い1回に4〜5時間を要します。
家族の協力が得られれば自宅で行うことも出来るようです。
私たちの腎臓は休みなく動いていますが、透析で補えるのは限られた時間だけです。
日常生活において食事や運動にも工夫が必要になります。

腎臓病と腹膜透析

腹膜透析はお腹の中に透析液を入れ、腹膜を使って老廃物を除去する方法です。
お腹に管を植え込んで約2Lの液を入れます。
数時間たったらこれを捨てて新しい液と交換します。
1日4〜5回、1回に30分の時間を要しますが自分で行うことが可能です。

腹膜透析の注意点はまず清潔に交換を行うということです。
他に管の出口の観察と手入れをしっかりする、体調を記録する、必要な器材の在庫管理などがあります。
腎臓病患者自身も治療してもらうのでは無く自らが治療していると言う自覚に繋がるのではないでしょうか。

透析の種類について紹介しましたが、その違いはどこにあるのでしょうか。
主により高い血液浄化が必要な場合は血液透析が選択されます。
また腎臓病の病態や患者の生活スタイルに合わせて判断されることもあります。


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