腎臓が果たす役割の中で最も重要であるとされているのは血液から老廃物を除去し、尿を生成する事です。
供給された血液から尿素、尿酸などをろ過し、正常な体液を保っています。
また水、ナトリウム、カリウムなどの電解質が再度吸収される量を調節する役割もあります。
これにより体液の電解質組成を一定に保ち、造血作用や血圧を調整するなど、私たちの体に欠かせない役割を担っています。
腎臓疾患には様々な種類があります。
一般的に腎炎と呼ばれるものは急性ならば小児に圧倒的に多く、慢性に発展する事もあります。
ネフローゼ症候群は高度の蛋白尿と低蛋白血症が特徴です。
人工透析の対象ともなる腎不全は全ての腎臓病の終着点だとも言われています。
私は中学生の時、「小児ネフローゼ症候群」と言う腎臓疾患にかかりました。
最初に異変に気づいたのは、クラブ活動をしていてやけに疲れやすくなったことからです。
しかしそれだけではまさか自分が腎臓疾患だとは分かりません。
さらに寝起きに顔の浮腫みが見られるようになりました。
最初は朝だけで学校から帰ると治っていると言う様な具合でしたが、ある朝目も開けられない程に瞼が腫れ上がり病院に行きました。
尿検査の結果、異常な量の蛋白が認められすぐに大きな病院で入院するようにと言われました。
当時中学生の私にはそれらの症状が腎臓疾患だなんて想像も出来ませんでした。
自覚症状があっても知識が無ければ腎臓とは結びつかないと言う事です。
私のかかったネフローゼ症候群の治療は主に次のようなものでした。
・食事制限
入院中はほぼ塩分ゼロの食事を取りました。
味は無く高たんぱくな食事でしたので最初は食べるのが辛かったです。
・安静
ただ動かないだけだと思われますが、動ける体なのに動けない事はストレスになります。
・投薬
ステロイド剤を飲んでいました。
副作用のムーンフェイスとも呼ばれる顔の浮腫みは当時中学生の私には大きなショックでした。
空腹感も副作用の1つで味のない食事を残さず食べる事が出来たのは良かったのですが量に満足が出来ず、いつもお腹が空いていました。
腎臓疾患の治療には投薬だけでなく様々な制約が課せられます。