腎臓病の食事療法

食事療法を行うにあたっての基本はまず医師の指示に従うということです。
各患者の腎臓の働きやそのときの症状によって制限するものや量が変わります。
それぞれの決められた摂取量をしっかり守って取り組まなければなりません。
ではどういった事を守らなければならないのか具体例を挙げてみます。

・たんぱく質をとりすぎない
たんぱく質をとり過ぎてしまうと尿素窒素やクレアチニンが上昇し腎臓に負担をかけます。
魚や肉類だけでなくご飯やイモ類、野菜、果物にも含まれますので注意が必要です。
指示された量を出来るだけ色々な食物からとるように心掛けます。

・エネルギーを十分摂取する
エネルギー不足は尿素窒素を増やします。
たんぱく質の制限の意味が無くなりますので気をつけましょう。

・食塩の制限
腎臓のナトリウムを排出する機能が低下しているためです。
加工食品や練りものには食塩が多く含まれますので控えましょう。
レモンやお酢の酸味を利用しておいしく食べる工夫が出来ます。

・カリウムの制限
腎機能の低下に伴い血中カリウムが増加するとこうした指示が出ます。
たんぱく質を抑えることがカリウム制限にもつながります。
果物に多量に含まれますので気をつけます。
水に溶けやすい性質を利用して水にさらすなどしてから調理しましょう。

水分の制限
症状によって水分を控えなくてはならない場合があります。
飲み水を計量し、摂取量を把握しましょう。
調理の際水気を切って食べます。
極端な制限は逆効果ですので指示量はとっておく必要があります。

腎臓病の食事療法と宅配

腎臓病になった時に一番困るのは食事です。
しかし退院してからも自宅で食事療法が続くことがほとんどです。
自分で作る場合はもちろんですが、家族が作る場合も負担になります。
現在では健康指向が強くなっていることもあってスーパーでも手軽に減塩食品などを買う事も出来ます。
でもそれだけではなかなか医師の指示通りの献立を用意するのは難しいです。

特に患者が自分で食事を用意する場合、調理にも体力がいります。
腎臓病ならば安静も治療のひとつですのでなかなか調理も難しいかもしれません。
そんな患者自身の負担、家族の負担を減らすため、病気食の宅配サービスがあります。

宅配では飽きの来ないように日替わりでの献立て設定がされています。
電子レンジなどで温めるだけで食事が取れるようになっているものもあり、体に負担をかけません。
味もバリエーションも豊かで工夫されたものばかりです。
インターネットなどで手軽に申し込みが可能ですので、試してみる価値はあると思います。

腎臓病の食事療法とレシピ

腎臓病の食事療法の基本は何といっても減塩です。
しかし減塩するとどうしても味が無くなって美味しくなくなってしまいます。
美味しく食事が取れないと治療への意欲も失われかねません。
上手く料理を工夫して、楽に食事療法を乗り切りましょう。

減塩レシピを考える時に重要なのは薄味になり過ぎないことです。
味がなく、高カロリーな食事ほど辛いものはありません。

ここで、調味料でひと工夫してみましょう。
スーパーで減塩醤油、マヨネーズ、だしなどが買えますので利用します。
お酢やケチャップには塩分が少ないので味付けには丁度良いです。
調味料を変えるだけで減塩レシピは意外に多くのバリエーションを生み出せます。

次に食塩の使い方を工夫しましょう。
食塩は料理の際無くてはならないものです。
これを簡単に減らすには塩を料理に加えると言う感覚を取り除くことです。

醤油を入れて煮込むともちろん塩分は高くなります。
しかし出来た料理をつけ塩で頂く、振り塩をするなどで量を格段に減らせます。
味が無くなることも防げますので無理なく減塩レシピを取り入れ、楽しい食事にしましょう。


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