腎臓の機能に異常が出たかどうかを判断するときの代表的なものが血尿です。
ある日突然自分の尿が赤く出てきたら誰だってびっくりするのではないかと思います。
私だってそうです。
しかしそこで慌ててはいけません。
落ち着いて急いで病院を受診すべきなのか、ゆっくりでも良いのかを見極めましょう。
尿は腎臓から尿管を通って1度膀胱で貯められます。
その後に尿道を通って体の外に排出されると言う経路を辿っているのです。
この経路の中でどこで出血が起こっても血尿になります。
実は、たとえ目に見えて赤い尿が出ていても血尿では無い場合があります。
例えば気温が上がった時脱水症状などがあらわれている時などは尿が濃くなり赤く見えます。
また、肝臓などの病気でビリルビンという物質が尿を赤くしている時もあります。
この時は早く内科を受診しなくてはなりません。
それから、薬剤が原因の時もありますので処方された薬の説明を良く読んでみましょう。
血尿が認められる腎臓病には様々なものがあります。
まず腎がん、腎盂がんなどの腫瘍と呼ばれるものです。
それから腎炎、腎盂炎、膀胱炎などの感染症やその他の腎臓内科的疾患でも起こります。
これらが主に腎臓が関係する血尿の原因です。
また腎臓に外科的衝撃などが加わった場合も血尿が出る原因となります。
外傷や過度の運動によるものです。
これらの場合は自分で気がつきやすいのでは無いでしょうか。
このように悪性疾患から良性疾患まで色々な原因があります。
良性疾患であっても早めの治療が必要な場合と様子を見る場合がありますので医師の指示に従ってください。
血尿が出た時に緊急で受診しなければならない場合とはどんな時でしょうか。
・血の塊(レバー状のもの)が立て続けに出ている。
こんな時は多量の出血をしている事が考えられます。
・尿が出にくい
血の塊によって尿の出口が塞がれている可能性があります。
強い排尿困難な状況も同じです。
・怪我をした後
特に腹部や背部、股間などを強打した時はこれにあたります。
腎臓や膀胱に重大な損傷をきたしていることがあります。
こうした時は軽い血尿でも受診してください。
・高熱を伴う
腎盂腎炎や前立腺炎が疑われます。
これらは早急に治療を必要とする疾患ですので軽度であってもすぐに受診が必要です。
放っておくと敗血症になる恐れもあります。