腎盂や腎杯に結石ができる腎臓結石。
一般的に、この腎盂にできる結石はあまり痛みはなく、腎臓に結石を持っていても知らずに過ごしている方が多いことでしょう。
患者さんによっては腰や背中に鈍痛を感じ、気になって病院へ行って結石が発見される場合もあります。
血尿が出る症状も結石を知らせるサインです。
肉眼的血尿といって、ひと目で血尿だと確認できる尿が出た場合、ほとんどの方は驚いて病院へ行くと思います
ですが、顕微鏡血尿という、検査しなければわからない尿だと自分では気づけません。
そこで大切なのが、やはり検診になってきます。
検診の尿検査では微量の血尿もわかります。
このことから、検診で結石が発見される方が多いこともよくわかります。
もう一つ、結石が排出されることも症状の一つです。
トイレで排尿中に一緒に排出された小さな結石を自分で見つける方もいます。
同じ腎臓結石でも腎杯にできる結石は無症状のこともあり、やはり検診などで発見されることが多いようです。
このようにあまり痛みなどがないことから、検診で発見されても治療せず放っておいてしまう患者さんもいるようですが、放っておくとこの結石は少しずつ大きくなり、腎盂、腎杯の形に沿って成長し、サンゴ状結石といわれる巨大な結石となってしまいます。
そうなると、水腎症などの腎臓機能低下を招く合併症を引き起こすことがあり危険です。
結石が腎臓内に留まっているうちや小さい場合は、あまり症状のない結石ですが、ひとたび動いて下降し、尿管に詰まってしまうと激しい痛みを引き起こし、吐き気を伴うこともあります。
こうなると、腎臓が膨れ上がってしまい、やはりこちらも水腎症を併発する恐れがあります。
忙しい日々の中、痛みや不快症状がないと、なかなか病院に足を運んだり治療に向き合うのは面倒なことだとは思いますが、腎臓結石を自己判断で放っておくことはやめましょう。
主治医の先生の診断と治療法に従い、しっかり治療することが大事です。