腎臓結石の治療

腎臓結石の治療法は、患者さんの状態、結石の性状などによっていくつかあります。

腎臓結石は、腎臓の中にある腎盂、腎杯の中で発生します。
腎盂と腎杯にある結石は、自覚症状がほとんど出ないので、検診の尿検査で潜血反応が出て、精密検査を行ってはじめて結石が見つかるという方が多いようです。
しかし、血尿などに加えて腰や背中に違和感や鈍痛を訴えてくる患者さんもいます。
さらに、結石が腎盂にはまり込んでいると、腎盂、腎杯が膨張する水腎症(すいじんしょう)を発症している場合があり、疼痛を起こします。
また、尿の流れとともに結石が少しずつ尿管を降りてくるとわき腹から下腹部に激しい痛みが起きます。
痛みがきかっけで結石が発見される多くは、尿管結石です。

痛みがひどい場合、まず痛みを抑える対症療法を行います。
インドメタシン座薬やベンタゾシン注射などの鎮痛薬を使用するとともに、鎮けい薬と結石形成抑制薬も投与もあります。
その後、結石の大きさや状態などから今後の治療法を考えます。

結石が直径10o以下であれば自然排石が可能です。
その場合、経過観察をしながら多量の水分摂取をさせたり、利尿剤によって尿の排出量を促進させる待機療法を行います。
排石促進剤が出されることもあります。

結石成分を分析するため、排尿時に排石片を認めたら流さず保管し、病院へ持参させることもあります。
結石の種類によっては、今後の治療や予防に重要になってくるためです。
結石分析によって尿酸結石やシスチン結石だと判明したら、内服薬によって結石を溶解する溶解療法が可能です。
尿酸結石とシスチン結石の場合、尿が酸性だと結石ができやすくなるので、尿をアルカリ性になるようにします。
そして、患者さんの日頃の食生活などを見直し、適度な運動を勧めます。
特に軽いジャンプや縄跳びなどの運動は、身体に刺激を与え自然排石には有用だといわれています。

自然排出が望めない大きな結石には、体外衝撃波破砕術(ESWL)が行われます。


ページトップへ

コンテンツメニュー

Copyright © http://jin-zo.com/ All Rights Reserved.